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JUNIOR DEVELOPMENTジュニア育成

足が速くなる子は何が違う?NSCA-CSCSコーチが解説する、ジュニアのSAQトレーニング

2026-06-28 ・ 読了 約9

「足が速い子」と「そうでない子」の差は、生まれつきの才能だけではありません。加速の姿勢、地面への力の伝え方、腕の振り、切り返しの重心——これらは正しく教われば、小学生でも中学生でも確実に変わります。COREFIELD PERFORMANCEのジュニアトレーニングは、サッカー・野球・バスケ・陸上・水泳など競技を問わず、全アスリートに共通して必要なSAQを土台に組み立てています。この記事では、NSCA-CSCS保有のストレングスコーチとして、ジュニアのSAQをどう設計しているかを具体的に解説します。

SAQとは何か——速さは3つの要素に分解できる

SAQは Speed(スピード=直線的に速く走る力)、Agility(アジリティ=正確に方向転換する力)、Quickness(クイックネス=刺激に素早く反応する力)の頭文字です。「足が速い」と一言で言っても、100mを速く走る能力と、コート上で相手をかわす能力は別物です。競技で勝つために必要なのは、この3つをバランスよく、かつ競技の局面に合わせて高めることです。

COREFIELD PERFORMANCEのジュニアクラスでは、この3要素を毎月の「カラダテーマ」に沿って順番に強化していきます。1回50分のプログラムを、ウォームアップ→コアトレ→ムーブメント→スプリント→アジリティ→ジャンプの流れで構成し、成長段階に合わせて負荷と難度を調整します。

ボックスジャンプで着地の安定と跳躍のパワーを養う。跳ぶ力より「安全に着く力」を先に教える
ボックスジャンプで着地の安定と跳躍のパワーを養う。跳ぶ力より「安全に着く力」を先に教える

成長期に「速さ」を伸ばす黄金期がある

運動神経がもっとも伸びる時期は、一般に「ゴールデンエイジ」と呼ばれる9〜12歳前後です。この時期は神経系の発達がピークを迎え、新しい動作を短期間で習得できます。ここでスプリントの正しいフォームや切り返しの重心コントロールを身につけた子は、その後の競技人生で大きなアドバンテージを得ます。

一方で、身長が急激に伸びるPHV(最大成長速度)期には、骨の成長に筋肉や腱が追いつかず、一時的に動作がぎこちなくなります。この時期にやみくもに高強度を課すと、かえって障害リスクが上がります。COREFIELDでは年齢だけでなく、一人ひとりの成長段階を見ながらプログラムを組み替えます。

COREFIELDのジュニアSAQ設計・6ステップ

①ウォームアップ——動ける状態に「整える」

いきなり全力疾走はさせません。ストレッチと軽い運動で筋温と関節可動域を上げ、神経系を目覚めさせます。COREFIELDの土台である『整えてから鍛える』は、ジュニアでも同じです。

②コアトレ——すべての速さの土台

体幹が安定していない子は、走っても力が逃げます。まず姿勢を保つコア(体幹)を鍛えることで、腕振りや脚の力が地面にまっすぐ伝わるようになります。

③ムーブメント——正しく動く型をつくる

スキップ、サイドステップ、後ろ向き走など、基本動作の質を磨きます。派手さはありませんが、ここが崩れていると速さは頭打ちになります。

④スプリント——加速局面のフォーム改善

多くの競技で決定的なのは、最初の3〜5歩の加速です。前傾姿勢、地面を押す方向、腕の振りを一つずつ修正します。「足を速く動かす」のではなく「地面に強く長く力を伝える」感覚を教えます。

⑤アジリティ——止まる・向きを変える力

スポーツの現場では、まっすぐ走る場面より、止まって切り返す場面のほうが多い。減速時に膝が内に入らないよう、股関節でブレーキをかける動作を反復します。これは速さだけでなく、ケガ予防にも直結します。

⑥ジャンプ——跳ぶ力と、着地の安定

跳躍のパワーと、着地で衝撃を吸収するコントロールをセットで鍛えます。着地が乱れる子は、成長期のひざ・かかとの障害リスクが高いため、ここは特に丁寧に指導します。

競技を1つに絞らない——早期専門化のリスク

「サッカーだけ」「野球だけ」を年中続けると、同じ動作パターンの繰り返しでオーバーユース障害が増えます。SAQのような競技横断的な身体づくりの時間を確保することが、長期的な競技力と、健全な発育の両方を守ります。COREFIELDのジュニアクラスに、サッカー・野球・バスケ・水泳・陸上・ゴルフなど多様な競技の子が集まっているのは、この考え方に基づいています。

  • ゴールデンエイジ(9〜12歳前後)は動作習得の黄金期。フォームを教える最適期
  • PHV期は動作の質を守ることを優先し、高強度は控える
  • 『整える→コア→動作→スピード→アジリティ→ジャンプ』の順で積み上げる
  • 年2回のフィジカルテストで、成長を数値化して返す

まとめ

ジュニアの「速さ」は才能ではなく、正しく教われば伸びる技術です。大切なのは、成長段階に合わせて、整える→鍛える→測るのサイクルを回すこと。神戸市垂水区名谷・西区玉津のCOREFIELD PERFORMANCEでは、NSCA-CSCS保有のストレングスコーチが、競技を問わずお子さまのフィジカルの土台づくりをサポートします。まずは体験でお子さまの今の動きを見せてください。

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この記事を書いた人

COREFIELD PERFORMANCE ストレングスコーチ 藤原一雄

藤原 一雄KAZUO FUJIWARA

ストレングスコーチ

NSCA-CSCS・NASM-PES・TPI-GFIを保有するストレングスコーチ。 総合スポーツクラブ・スポーツ整形外科での勤務を経て独立し、治療と運動の複合施設 COREFIELD PERFORMANCEを開業。契約クラブチームの帯同トレーナー・外部講師としても活動。 「整えてから鍛える」スポーツ医学ベースの指導で、ジュニアからチームまでを支えています。

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